壬生狂言

   リレー随筆190   壬生狂言
(前略)
 今年の春久しぶりに壬生狂言を観る機会がありました。すぐ近くのこの壬生寺は新撰組の隊士の屯所や墓があり、NHKの大河ドラマ『新撰組』が放映さていた頃は観光客で狭い道は溢れんばかりでしたが今は静かな元の佇まいに戻りました。
 「壬生さんのガンガンデンデン」と親しまれている壬生狂言は、今から七百年前円覚上人が「大念仏会」の法会を行ったが来聴する大衆が多すぎ拡声器もない昔のこと身振り手振りの無言劇に仕組んだ持斎融通念仏を考えついたのが壬生狂言の始まりとのことです。
 今では春四月に多くの演目が上演されています。この狂言は鉦、太鼓、笛のみの素朴なお囃子で全員が面を付けセリフのないパントマイムは実にユーモラスで分かり易く、娯楽的な演目にも勧善懲悪、因果応報の理を教える宗教劇の性格を今日まで残しています。
 現在30演目あり、節分の公開は参詣者の厄除、開運を祈願する「『節分』が上演され、春九日間は『炮烙割り』が序曲として毎日演じられます。この炮烙(ほうらく)は節分に壬生寺に参詣して素焼きの炮烙皿に家内一同の年齢と性別を書き奉納するもので、この炮烙を狂言で割ると厄除、開運が得られるという信仰があり、我が家の奉納した一枚も入っている訳です。
 この狂言を演じる念仏講の人達はそれぞれの職業を持ち、小学生から80歳代の方まで
地元に居住する男性が演じていて、どこか素人っぽさ(失礼)もユーモラスで親しみがあり、魅力は尽きず引き込まれます。
 秋の公開は『紅葉狩』『大江山』『桶取』その他の演目も楽しみで、又、膝掛けと座布団を持って通うことになりそうです。   後略


京都の友達の手紙の中に同封されていた。
それから、いちびり(堅田弁)ついでに、
私の稚拙な随筆が活字になりましたので、恥ずかしながら同封いたします。
俳誌に掲載されたものです。


長年京都に住んでいても知らないところが多く、俳句をはじめていろんなものが見えて
きたそうで、壬生狂言を身近で観られる彼女は幸せ者ね。
両親の本籍地が「壬生御所の内町」で京都の二条城・壬生寺の近くにあったのだが、
今はこの町名はないそうだ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2008年01月30日 01:15
壬生寺は、2年ほど前にお参りしていますが、「壬生狂言」は、名前だけ知っていて、未だ観たことはありません。
京都は、新年からいろいろな行事があって、もし住んでいたら、あちこちと出かけられるのに・・・と思います。
ちいこ
2008年01月30日 17:57
みっきさん ただいま^^
故郷で のんびり~として来ました(笑)
新幹線の車窓に見える京都は大きなビルですね。
駅ビルが建つ前は京都タワーが見えた記憶がありますが
これも時代の流れですね^^;
2008年01月30日 18:51
みっきいさん、またまた難しい言葉が並びましたね。
壬生狂言って初めて聞く言葉です。本当に忙しい中で勉強されてるのには頭がさがります。
みっきい
2008年01月30日 20:07
俳写日本美さん、こんばんわ~
「壬生狂言」は私も見たことはありません。
京都に長く住んでいても知らない事がたくさんあると友達も言ってました。
名古屋に住んでいても知らない事ばかりで、そんなものでしょうね。
みっきい
2008年01月30日 20:12
ちいこさん、お帰りなさ~~い!!
故郷でのんびり出来てよかったですね!
新幹線でお帰りでしたか?
京都駅が大きなビルになって変わりましたね。
表玄関へ行けば今も京都タワーはあるんですけど・・・。
みっきい
2008年01月30日 20:20
彦左さん、こんばんわ~
「狂言」の本元は壬生狂言から始まったのですね。
そして演じているのは素人さんと言うことですね。
そんな事を教えてもらいました。
京の都
2008年01月31日 12:48
壬生狂言 紹介していただいて嬉しいです。
節分にはまた演目『節分』の狂言が行われます。 ただ、観覧席が建物の階段で吹きっさらしのところで、節分には何故か決まって雪が降ります。寒さ対策をしてみて来たいと今から思っています。

ご両親の本籍地  壬生御所の内町 は現存しています。我が家と同じ朱雀第一小学校の校区で材木屋さんの多い町でしたが、ほとんど移転されて、マンションが建ち、様変わりしています。
みっきい
2008年01月31日 20:21
京の都さん、勝手なことをいたしましてごめんなさいね。
お許しいただけてうれしいです。
壬生狂言は今年も節分の日には『節分』の演目で、たぶん雪の降る寒いに行われるのでしょうか?
寒さ対策をしてユウモラスな狂言に拍手をしてこられるんですね。
たぶん心が、体中が温かく満たされる事でしょうね。
良く似ているとは思ってましたが、同じ学区だったとは・・・、何というご縁でしょうかね。うれしくなりました。

この記事へのトラックバック