~☆★ 最後の教養講座 ★☆~

22期生 鯱城ホール5階 教養講義
         「高年者の生きがいと地域活動」
                       日本福祉大学名誉教授   那須野隆一氏
1.高年者の生活基盤
    (1) 経済生活 ・・・物質生活の基礎
    (2) 保健医療 ・・・健康保全の基礎 →人間福祉の向上
    (3) 生きがい ・・・精神充足の基礎
2.生きがいの諸局面 
    (1) 個人レベルの生きがい・・・趣味・教養・娯楽・仕事・活動 など
      ☆ 落とし穴 ― 「濡れ落ち葉」「ワシも族」
    (2) 仲間レベルの生きがい・・・点(個人)から線(仲間)への拡大 
      ☆ 落とし穴 ― 「世代ボッチ」「内向き集団」
    (3) 社会レベルの生きがい・・・線(仲間)から面(社会)への拡大
      ☆ 温故知新  ― 地域の知恵袋=「横町のご隠居」(→「熊さん・八つぁん」の相談) 
                  地域の育成者=「若者宿」の宿主(→「若者」の仕事・教養・娯楽)
3.地域へのこだわり(域という字の由来)
    (1) 地域の生活全体性・・・地域=生活小宇宙(自然と社会と文化の統合性)
      ☆ 人間の最高の育成環境は、自然(人間性)・社会(人格性)・文化(個体性)
    (2) 地域の世代継続性・・・幼年期→少年期→青年期→中年期→高年期
      ☆ 生涯=15年ライフサイクル(生活周期)
      ☆ 「大人の地域忘れ」→「若者の地域離れ」→「子供の地域知らず」
    (3) 地域の環境共創性・・・地域に生きる知恵=知識(高年期)・技能(中年期)・経験(青年)      
  
    漢字の意味
     ・「地域」の「域」は3分割、①土へんは大地・自然。
             ↓      ②口ではなく四角い土地の区割り、-は防ぐ遮蔽物・土塀。
             ↓      ③戈はほこ・武器。
            自然の一定の区域を遮蔽物で囲み、いざという時は武器を取って守る。
     ・「獲得」「涵養」「形成」・・・・・ 

・居場所とは、たまり場のこと。(昔の風呂場、井戸端会議、床屋など)
   今は同世代に限られている(子供だけ、若者だけ、高齢者だけ・・・)
・地球上に200の国と地域。その4分の1が最貧国。ネパール隣のブータンも最貧国。
   ブータン 75万人 共和制                     ↓H=ハピネス
     国民総生産(GNP)は低く、最貧国だが、国民総福祉(GNH)は高い。
   精神的豊かさの重視! 高齢者の生きがい・・・居場所の確保=子供や若者たちの中にあって、
                   生活の知識を持つものとして尊敬され、知識を教え、育てていく。

・先生は長野県諏訪の出身、3大奇祭の「御柱」・・・7年に1度(来年22年にある)
   なぜ7年ごとか・・・御柱の通り道にはどこの家も酒や肴をふるまい(50万円)、6年で費用を貯める。
   宗教が文化となり、心のきづなとなり、自らの意志と習慣、連帯心、きづなとなる。
   →掟(おきて)・・・思いやり、心づかい、心配り(平安時代の源氏物語にも2,3箇所出てくる)
       和語で  自然(えにし)、社会(きづな)、文化(おきて)・・・・・地域
・「人間性を磨いている最中」・・・人間性の涵養(砂漠に水がしみ込むようにじわじわ・・と養っていく)
   社会が築く人格の形成(形の左は井桁の上を取り、右は大切なものの意)・・・形を作りかえること。
      →  ブータンに戻る

あいにくの雨の中を、お休みの長かったクラスメイトが出席されて、
共に講義を聞けたことは、とってもとっても嬉しい日となった。
後2回、今日は卒業式の説明もあった。


この記事へのコメント

愚山
2009年03月07日 16:16
久しぶりにお会いでき、嬉しく存じました。
みなさんお元気で、生き生きしていて、卒業式を間近に控え、最後まで
学園生活を楽しんでいる模様を肌で感じて、元気をいただきました。
源氏物語、宇治10帖だと思いますが、そろそろ読み終えられる頃かと
存じます。
薫と匂宮、どう感じられましたか。また、機会があればお伺いしたい
ものです。
みっきい
2009年03月07日 19:55
たくましい不屈の精神をお持ちの愚山さん!
私達の方こそ勇気をいただきました。
あいにくの雨の中、ようこそおいでくださいました。
「源氏物語」まだ読み切れておりません。
卒業までには読むつもりでいますので、いずれまた~
メールさせていただきます。
2009年03月07日 21:20
近くだったら参加してみたいような内容の講座です。
生き甲斐、これが大切なことですね。
みっきい
2009年03月08日 07:49
ミニミニ放送局さん、おはようございます。
ゆったりとした話言葉での、内容十分な講義を聞く事ができました。
昔の良さを取り戻し、点・線・面での生き甲斐が大切ですね。
生きがいが感じられる暮らしができるといいですね。

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